*  はあとぴあおはなし会  '07、10、20(はれ)

 (1)紙芝居 ぶんぶんぼちゃーん 堀尾青史・作
                 多田ヒロシ・画<童心社> 上田
 (2)えほん もうおきるかな? まつのまさこ ぶん
                やぶうちまさゆき え<福音館書店>大谷
 (3)えほん こいぬのくんくん ディック・ブルーナぶん・え
          <福音館書店> まつおかきょうこ やく   大谷
 (4)えほん かめのおひるね  山崎克己 作<福音館書店> 上田

 (5)紙芝居 くまさんのあたらしいカーテン 末崎茂樹 作・画
                      <教育画劇> 上田
 (6)手あそび おおきなくりの木のしたで

 (7)えほん わたしはあみちゃん  ママダミネコ作 <福音館書店
                          上田
 (8)えほん てじな   土屋富士夫 作<福音館書店>  大谷

 (9)えほん あしたのてんきははれ?くもり?あめ? 野坂勇作さく
              大谷   <福音館書店>  根本順吉監修
 参加のお子さんは1歳8ケ月、1歳10ケ月、2歳になったばかりの三人と
 おなじみさん4人の7人でした。小さい三人はあとの方で退屈になってきた
 もののなんとかおわりまでおりこうにしてくれた。きっと本好きな大人に
 成長してくれるでしょう。楽しいひとときでした。


*  読書会{113回}「「月のしずく」」 浅田次郎・著1997年、文藝春秋
  20何年もコンビナートでパッキング積の荷役をしている朴訥な独身の
  40男の元に満月の夜、ふとしたことから怪我をした美しい若い女が転
  がりこんできた。なんとかしてやらなくてはと男は思う。「この心地よさ
  はいったい何だろう」といわせる男の誠意と献身。読んだあと再生を
  願わずにいられない。他に6篇が入っているがどの話にもペーソスが
  漂う。登場人物の中に極悪人はいない。男性はなべて優しい性格に書かれ
  女性の心理や感情もうまく書いている。読み易くて面白く一話読み終わったら
  すぐ次の話が読みたくなる珠玉の短編集。癒しの効果もある一冊である。