*パソコンの不調で何日も空いてしまった。司馬さんの「菜の花忌」の記事
を書いていたとき、最後にカギ括弧ひとつになったとき、突然画面がサッと消えて
なくなったので、びっくりした。単にパスワードの変更だったのだが、いじくって
しまって、自力で元ドウリに出来なかった事情があった。わからないことだらけです。
*やっと、司馬さん追悼のシンポじゅうむにTVの画面から参加できた。感想はと
問われれば、一言{むずかしかった}。養老氏は医学でも解剖学、それに昆虫にも
お詳しい。磯田先生は「武士の家計簿」の作者、歴史を古文書の解読をして、史実を
解き明かす。安藤氏は建築を通してその時代の都市構造など展望される。また姜先生
は世界的視野で、この置かれた立場や政治的なこともお分かりになるというように
今の時代の英知を集めて司馬さんの作品「二十一世紀に生きる君たちへ」を小学六年生
の教科書へ「洪庵のたいまつ」を小学五年生のそれへ遺した真相にせまる。
この200年ぐらいの間に日本の歴史観を大きく変えた歴史家は頼山陽徳富蘇峰、そして
司馬遼太郎だが、前の2人は思想の匂いがするが、司馬さんは道理をもとに書いている。
東京が理屈で行き詰まったときには大阪の道理がこの国を救う。(磯田氏談) 明日へ
つづく