*黒いめがねをかけた私より高齢のご婦人が来店された。{ここの店は
NHKのバックナンバーを置いてくれてるから、いいわ}とひとりごち
ながら、本選びが終わりお支払いいただくようになって、この方は目が
見えるのだわ。と思ったのです。杖はついてはいるけど、<白杖>では
ない。お金の計算もわかる。でも背中のリュックは大きめで、「身障者
です。1926年生まれ」と大書した布を縫い付けてあるのです。この文字
を見たら、目が不自由かと誰でも思う。どこが悪いのだろう。
どうでもよいかも知れないけど、服装が、帽子が少し変わっている。
洗練されているといえば良いのだろうか。帽子はカーボーイハット、
Tシャツはダブダブ目で猛獣の模様。頭も洋服もつりあいが取れていて
ちょっと素敵!帰りに握手を求められた。痛いくらいの握力だった。