5月20日第129回読書会「夜明けの縁をさ迷う人々」07,8角川刊

     小川 洋子・著
9つの短編からなる。{小川洋子の作品ってこんなへんな作風でした?}
と誰もが驚きの声を上げた。{氏の作品ー博士の愛した数式ーは
ワームストーリー(つまり暖かみのある)話でしたわね。}との
私語が聞こえてきた。それがなんと全く正反対ですからびっくり
しました。9編とも残酷で汚くて異常でこわくて、結末が想像出来ない
方向へだらだらと落ちていく感じがするのです。この作品は発刊時に
朝日新聞日経新聞の書評が付いたそうです。どういう書き様だったの
だろうか。見てみたいものだ。読書会参加の大方のメンバーは「こんな
内容とわかっていたなら選ばないだろう。」と言われた。
やはり読書会のテキストだからということで最後までお付き合い下さったと
この本を選んだものとしてお礼を申さねばならない。
 パソコンが不具合なのでこの項はここまでにします。