*133回 読書会「心のくすり箱」徳永 進著1996年岩波書店
お集まりの皆さんに選書の理由をお話した。
 私の身辺でガンにかかったりまたそれが死へという事例が
このところよくあることとペンフレンドの札幌のかたがこの先生
が運営しておられる鳥取にある「野の花診療所」へ将来入居(入院か)
することを前提に昨年そこへ見学に行ってその感触がよかったのを
聞いていたのと最近新潮社から新刊がでたので毎日新聞にその新刊の
内容やまた別に徳永先生のプロフイールが載ったことなどからいちど
よんでいただこうと思った。著者は医師であって過去2000年から今年
までに20冊も著作がある。111話の短いエッセイからなり読みやすい。
(生きる)意味。(死)に直面している人へのホスピスケアの実際を
いろいろの体験に基づいた実話でやさしく読むことができる。