*第141回読書会 「母に歌う子守唄・その後」落合恵子
8月は夏休みで7月に「  」の前編をよんで、その後どう
なったか、またその時どきにどう対応してどうだったかを
ほぼ日記風にこと細かく、日々の感想を書いておられる。
結果として落合さんのお母さんは手厚い介護と行き届いた
医療をうけておられたのに、残念な結果に終わってしまった
のである。今日の参加者の中につい最近身近な方を肺がんで
亡くしたかたがおられた。病人さんは最後の何週間かを
ホスピスケアをしてもらえる病院に転院してそこで亡くなられた
そうである。落合さんのお母さんも病気がだんだん重篤
なっていく過程も記述があったが、「名医」より「良医」とか
運命を左右するようなこともある「出会い」と「縁」とが
人間の一生に影響するらしいからその二つは非常に大切な
ものであることをこのエッセイから読み取った。
次回10月は、森 まゆみ・著「海に沿うて歩く」を読もうと思う。