*「大阪人」4月号が刊行された。特集は<50人
が語る大阪愛>としてびっしりと50項目ある。
写真も大きくて、見せてくれる。例えば<大阪弁
では文楽人間国宝竹本住太夫大阪弁で語る。
<大阪の玩具絵>は書誌学者肥田皓三氏が文章を
書かれている。<大阪人の西鶴発見を>として
作家・富岡多恵子氏が書いている。また<佐伯祐三
では橋爪節也氏がいろいろと絵についての説明の
あとで大阪での美術の消沈ぶりは非常に嘆かわしくて
せめて大阪の優れた美術の歴史ぐらいは学習しないと
「伝えたかった大阪」といってもなにひとつとして
残るものがない残骸だけの町に成り果てるかもと
警告をならしておられる。沢山の項目があるから
興味のあるものから、読んで深くほりさげて調べる
ことだって出来る学問の入り口の本になるだろう。
歴史的にも大阪をもっとよくしることが出来る
きっかけ本と思う。