*去る20日の午後、「読書会」をした。テキストは「最終便に間に
合えば」林真理子・著1985年刊 文藝春秋(文庫版は1988年刊解説
深田祐介
○まず、読後の感想をめいめいしゃべっていただいた。
 ☆これは随分と昔の作品であって今とは社会情勢が大変、変わって
 きている。それなのにここに登場する男女は格別にとんでいるのだろう。
 ☆参加者の中に未婚の子どもを持つ親御さんの間でおしゃべりの輪が
 一時できた。この小説の登場人物のように、活発な求愛行動を起こせない
 ものか。
 ☆はじめて(恋愛小説)を読んだので、よい?わるい?の判断は?
 今後は読まないだろう。そんな雰囲気を感じとった。
 ☆この1冊に5話の短篇が収録されている。表題の作品と最後の「京都まで」
 の2作品が第94回直木賞を受賞している。
 ☆林真理子さん自身も直木賞の選考委員である。
深田祐介氏は<解説>の最後に「この本は都会の”ひとり暮し”の
男女必読の作品といえましょう。と締めくくってある。