実弟が月に1回か2回、無農薬、有機栽培の野菜を持ってきてくれる。核家族の時代、分かれて暮らす自分の息子の家庭

とうちともう一人の弟宅へと3軒へ分けてくれる。うちへは、うちの家族へという気持ちのほかに、老健施設に入っている

母に見せたいというのが本音のようだ。いつも{こんなに大きく育ってン。}{これ見てみてー。 不ぞろいやけど

おいしそうやデー}とか、必ず、作るときの苦労や 種や苗のことや天王寺のA種屋さんのことなどひとしきり野菜づくり

の醍醐味を話してから帰ります。のんびりした人里にも近年は鹿、いのしし、猿、などけものたちがやってきて、西瓜

でもなす、うり、枝豆、トマトなど10日ぶりに、収穫するために 行ってみたら食べ荒らされたあとがあるのみで、

がっかりして帰ってくるようです。天王寺の種屋さんには獣害グッツも品揃えしてくれてあって、利用させてもらってい

るようです。私は「種苗・代」として、そのときどきに貯金箱に財布の中身の加減で、紙幣1枚だったり、500円だっ

たりと気持ちだけ入れておいて半年にいちど、だしてみると結構溜まっているものです。これを{たね代}と言ってさし

出します。肥料代、ガソリン代、休憩のときのビール代は負けといてね。

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