*悲しい気持ちを胸の奥にしまっているために、動きまで鈍く、遅くなるのか、どうか?本屋の男しごとといえば外へ
は顧客さんへの 定期購読雑誌の配達ですが、それも沢山あるわけではないのですが、滞っております。 今までは
着荷したその日にお届けしないと気が許さなく、外への仕事を優先しておりました。それがどうでしょう。荷開けから
して遅い時間からかかりますので、出発も遅くなるわけです。 幼少期から少年期、大人へとあの時代にあって、
共に苦労して生き抜いてきた 実の叔母であっても、母ではない 養母の”死”・・ 感慨は人知れず深いものが
あるのでしょう。 もうそーっとしておきます。 『あんまり飲まないで。お父さん』というのは 止めましょう。
私だって、戦争のこと知っています。わが父は戦争中、豊中蛍池の工場で戦車や上陸艇のエンジンを造るのにかかわって
いたので、従軍しなくてよかったと聞かされていました。でもおじいちゃんは(40代の後半)年寄りだから赤紙
こないけど、弟は大人になったら、戦争に行くだろうなあ。かわいそうやなあ(5歳半の姉の感慨)今でもその時
の思いは昨日のことのように、鮮明です。  かたやお父さんの実父は 海軍で南方へ行っていて、昭和19年位に
南シナ海で 船とともに海の藻屑となられました。 慰霊の行動を興そうとしないのは、側のものには計り知れない
悲しみ、苦しみを抱えているからだと推察するばかりなのです。心ならずもお国のために、掛替えのない尊い命を
捧げなければならなかった時代のことを、60有余年もたったいま、しみじみと思い、幾千の尊い命に手をあわせ
御霊の安らかならんことを祈ります。