* 「暮しの手帖」編集長の松浦弥太郎氏名で先日の57号と一緒に「読者のみなさまへ」、「書店のみなさまへ」と書かれた一文が送られてきた。毎号お届けしているお方は勿論のこと、ご興味のおありの向きはもらってください。コピーを
しようと思っております。  そのように、「暮しの手帖」ひとすじに 熱く思っている私ですが、先週の日曜日の
配達さきのお客さんには、閉口しました。私自身も反省すること しきりです。他誌(家庭画報、ミセス、婦人画報・・の)の編集長が寄ってたかって おそろしい形相で詰め寄ってきたりして・・・
{ 暮しの手帖 を止めて他の雑誌に替えようと 思うわ。「家庭画報」は重たいと言われるので、「ミセス」にするわ}  ズーツと長い間「暮しの手帖」を気に入って、購読してくれていた 美容とエステ をしている美容室さんです。家庭画報やミセスは 他人に見せる ”はれ”の 本。それに比べて「暮しの手帖」や「ESSE」は うちの中で
自分を磨く本 ”け”の本ということですね。 美容室や喫茶店はほとんど ”はれ”の本をとってくれている。
”け”の本は珍しいのです。でもお客さんがぜひともこの本をおっしゃるのなら仕方ありません。 そのKサロンさんは
お客さんがほっと、くつろいだ気持ちになってくれる ”至福の時間”には きれいな写真 の画報の方がよりお客さん
へのサービスになると判断されたのでしょう。 「暮しの手帖」が東北大震災くらいから、新しい価値観による、「暮らしの大変革」をしてくれるのでは との期待をしている私です。 今は亡き花森安治氏が敗戦後すぐの日本に、暮らしを
応援する 雑誌 をつくって気持ちだけでも 明るく、明日への希望をもって、苦境を乗り切ろう。と女性にエールを送る「暮しの手帖」を発刊してくれたのでした。まだ 40代半ばの松浦さんに、今後の ”暮らし向き”の進路を切りひらいて行ってくれることを託したいのです。