*今日18日は「ガーベラの日」だそうです。昨年もいま頃ある大きい商業施設へ行ったら、婦人服、アクセサリー屋、
化粧品屋さんらは軒並み「母の日」セールで売りたい商品に赤いカーネーションをいっぱい着けているのに、なぜか
花屋さんは店先いっぱいにガーベラを飾り立てているのです。そこで私は考えたのです。{ハハア カーネーション
の次は ガーベラかあ}と。 でも 昨年はカーネーションでした。今年も同じでしょうね。 適当な値段のガーベラ
を 買ってきて、飾って読書会をしました。
* テキストは 「女中譚」中島京子・著 朝日新聞出版 2009年 8月
時は昭和のはじめ頃か、目次は ヒモの手紙 すみの話 文士のはなし と3つの女中人生の物語 今では(女中)は
死語ですね。「小さいおうち」で直木賞をとった中島京子さんの<本歌取り>連作小説です。林芙美子吉屋信子
永井荷風の”女中小説”を現代によみがえらせた連作短編集である。上記3人の有名作家の原作を引用している。  
3作の末尾にローマ字で小さな字で林、吉屋、永井と書かれているから、私はすぐに判った。
メイドカフエが大人気の現代、東京のアキバ。その1軒の常連である元女中の90歳をはるかに超えた老女・すみが
店の若いメイドに昔話をする。  読みやすい 筋運びですし、わかりやすい内容です。