*高齢の女性が手を携えられて、来店された。棚の前に立って背表紙を読んでおられる様子なので{何か、お手伝い
しましょうか?}と声をかけてみた。すると{守屋 洋さんの本ほかにありませんか?}と言われました。私{ハイ
この一点だけです。}と答えました。{これ 買います。ない本は 注文したら、取り寄せてくれますか}{どんな本でも お取り寄せして、通知いたします。}お客さん{通信費はどうなりますか?}私{すべて 無料です。}
{ああ よかった!遠いところへ行かなくて よくなった!}と声を弾ませて つれの女性に しゃべっているのです。
今まで、どうしておられたのだろう。  またこんな 歯がゆいこともあるのです。 「ねこ背はなおる」を探しにみえたのです。1冊は棚へ差してありましたが、うちの社長の記憶の中になかったので、{ありませんので 取り寄せておきます電話番号は?}{また 見に来ます}私店長{ここに あるよ}また場所を変えて、1冊だから棚さしして、壁面に20センチほどの白い紙にマジックで書名を書いて貼りました。聞きにみえた方が{ありますか?}と来店されたとき、また店長が不在だったのです。棚から 抜いて注文品ばかり、置いてある場所が決まっているのですがそこにあるとばかり、思っているので、今度は棚を見なかったというのです。電話番号を教えてくれていたら? 私と交替していたら? 張り紙を読んでくれたら、教えておけばよかった?? かわいそうな「ねこ背は治る」さん。