*サロンだよりを失敗したり、推敲しているうちに日付が変わりまくり、空けました。自分では残念です。でもね

お店番という一番大切な役目がありますから、ある時間になったらどうしても、就寝せねばね。

いや〜「惜礫荘だより」佐伯泰英・著 1575円には驚きました。内容もです。勿論。 岩波茂雄さんが「円本で大儲け

した資金で静養のための別荘を建てたのでした。時代も変わり、持ち主の意識も変わりました。もう 解体されるのが

決まっていたその物件に散歩の途中、であって、ぞっこん惚れ込み事情を理解して、佐伯氏の意思で修復保全することに

なったのです。佐伯氏の書き下ろし文庫がうれに売れて買い取り、修復の費用を生んだのです。建築現場の専門家の

苦労ばなしなども丹念に聞き取り、記録されています。それと驚くなかれ第一次文庫ブームから第五次文庫ブームまでを

年代を示しながら説明してくれてあります。有意義な本。本屋も必見と思いました。(注)書名「せきれきそう」の礫の

字が石偏ですが、正しくは木偏でくぬぎ その漢字一字では(くぬぎ)と読みます。