*昨日 午後から、お出掛け。地下鉄で中津まで。駅の上のラマダホテルへ。 小学館の 後期・新企画の説明会のため

でした。 書店仲間と久しぶりに会うのも、(お茶でもしながら近況の報告をしあうなら)楽しみだが、このたびは

夕方に残した仕事があったので手を振って別れた。版元さんの説明を私もだが、熱心に聞いておられた。小学館さんの

作る本はなんでも 真剣に取り組みましょうと私の周囲に座っておられる 他の書店の皆さんはみんな一様にそういった

態度だ。 説明のメインはなんといっても「日本美術全集」全20巻だろう。{これは後世に残すべき”美術品”そのもの

である。}と内容見本の真ん中に書かれている。 小学館創業90周年記念企画であり、46年前の1966年に「原色日本の美

術」を出されて好評だった。まだ カラー印刷が余り無かった時代だった。この版元さん独占で非常によく売れた。

今でも思いだす苦い経験がある。注文してくれた大工さんに言われた。{うちの取引さきの材木屋の主人がほしい。とい

っていたから あこへ行ってみい。買うと思うよ}と耳よりな情報を教えてくれた。 でも 訪問したこともない家へ

行くなんてとてもできなかった私だったのでした。 今では「文藝春秋」の特別号や新年号を{買ってくださーい}と

までは言えるように、なりました。