*今 かなり評判の岸恵子の小説「わりなき恋」を買ってくださったお客さんとちょっと長い立ち話をした。内容は「本」のことで多岐にわたった。今夜 この欄に書きたい
と思ったことがあった。それは 万葉集歌人山上憶良に「しろがねもくがねも玉もなにせんに勝れる宝子にしかめやも」の有名なうたがあるが、日本人のおかあさんなら、みんな支給される「母子手帳」の第一ページめにこのうたをでかでかと掲示
しておいたらどうだろう?と息子さんが仰るそうです。今日のこう荒れた世相では
親に反省や自覚を促さないことにはと。 私も全く同感です。親のわがままで、掛替えのない”いのち”が消されていくことを私も重く受け止めます。